不思議な島、仙酔島の夜は
ちょっと驚いた、感動した
お風呂でゆっくりと身も心も癒され禊
お夕食の時間迄、少しお散歩に
日も沈みかけ闇夜が訪れる時間
私、今自分の中で勝手に闇ブームなんです
後程改めて書きたいのですが
今年は秋分から冬至に向けて陰の深まって行く感じがたまらないのです
すべては闇から生まれる
それを感じるのが心地よくて
そんな私に、この時間のお散歩は最高でした
日が沈むに連れて、夜の時間が深まると
葉っぱや木々達が夜モードに変わっていく
瞳の輝きの色が変わるような
そんな風に感じて
夕食は宿から少し歩いた場所で頂き
食べ終わって何組か帰り初めたので
あたしも帰ろうと外を歩きはじめたら
太鼓が始まるので一曲聞いていきませんか?
と、足を止められて、有りがたく
外から演奏を聞ける事に
ちょうど食事の合間に喫煙タイムで外に
出てきてた宿泊者の方に、話しかけられました
「太鼓の音は見てなくても聞こえるから、あっちの山を見ててご覧、風が変わるよ~」
なになになになに~
言われるがままに、太鼓に背を向けて山を眺める
ドドンドン ドン
太鼓の音が鳴り響いた瞬間
風が丸く吹き、山から雲がサーっと流れ
空気が変わった
暗闇に黒いシルエットだけの山から
何かが産まれ、それを大地が喜び、風が舞う
愉しくなったのか、なって無いと思うんだけど
あたしも踊り出しちゃって
演奏が終わり帰り道、暗いからと提灯を
用意して頂いたのだけど、
立派な提灯でロウソクそう簡単には消えない
仕組みになっているのに
月明かりがキレイって言った瞬間に
小さな竜巻が提灯に入り込んでロウソク消えちゃった(笑)
風の精霊さんの粋なイタズラかな
そんな夜を「気のせい」と思わず
素直に受け止められた夜でした
すべては闇から生まれる
↑あたしが思っていた感じから
ちょっと違う感じになった
もう少し、つづく…